​私たちの工房について

 私たちの工房は、市街地を見下ろす小高い丘の上にあります。ここは、石垣島天文台のある前勢岳(まえせだけ)の麓にあたり、晴れた日には八重山の離島まで見える、とても気持ちのいい場所です。

 工房では、KATARIGIの製品づくりのほか、主にオーダーメイドで作り付けの家具や建具を製作しています。機械加工と手加工の両方を用いて、それぞれの良いところを活かしながらモノづくりをしています。

 工房で働くのは、熟練の職人からデザイナーまで多様な人材がそろったクリエイター集団。石垣島出身者だけでなく、各地から色々な経験をした優秀なスタッフが集まっています。でも、石垣島を愛する心は皆同じ。沖縄の伝統行事でハーリーと呼ばれる爬竜船競争には、毎年、社員有志が参加。また、スタッフや家族、関係者とともに、工房で「石垣島のお肉やお酒を楽しむBBQ」をするのが恒例になっています。

 私たちは石垣島に根差したこの工房で、「伝統を大切にしながら、現代の生活に寄り添うモノづくり」「とびきりの遊び心を忘れないモノづくり」「親から子まで長く使えるモノづくり」をしていきたいと思っています。

代表取締役社長

東上里 和広

プロフィール

1972年沖縄本土復帰の年に生まれる。石垣島出身の石垣島在住。

上に5人の姉を持つ6人兄弟の末っ子長男。地元石垣島の高校を卒業後、東京にある音響の専門学校に進学し、卒業後は、音楽・飲食・建築など様々な職種を経験して、1996年に石垣島に帰郷。その後、父親が務めていた木工所に就職したが、さらなる技術を習得したいと思い、沖縄本島にある木工所に修行しに行く。厳しい下積み時代を耐え、2000年に石垣島に戻り、父親である初代社長と共に現在のうえざと木工を開業。

社長の想い​

うえざと木工の業務内容は、主にオーダーメイドの建具と家具の製作ですが、ほとんどの製品作りに欠かせない木材は、県外か、もしくは、海外から取寄せとなった木材であり、それが当たり前かのように、創業の時から使っていました。しかし、いつ頃からか違和感を覚え、父が昔話していた島材のことに、関心を持つようになりました。そこで「かつて島の生活道具すべては島の木、島材で作られていた」と話し、島材のことを、技術と共に熟知しているトマイ木工所代表の戸眞伊さんの工場に、何度も足を運び、知識を継承できる環境の中、魅力ある島材の技術を学べる団体「モッコク会」の発足に取組みました。

八重山には70種以上の木があります。どれも独特な躍動感あふれる美しい木目が特徴です。木によっては重いとか、軽いとか、硬いとか、柔らかいとか様々で、用途で使い分けのできる木材が多種多様にあるのも、島材の魅力です。

島材には、先人たちが残した知恵やものに対する思いがいっぱい詰め込まれています。その宝を、次の世代につなげて伝えていけるようにと、日々考えています。