Kai(櫃)リュウキュウマツ/テリハボク(ヤラブ)
Concept product 001
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八重山には「島材(しまざい)」と呼ばれる
60種類以上の樹木があります。
遥か昔から、島の人々の暮らしを
見守り続けてきた特別な木々です。
歴史のなかで、人々とこれらの木々が関わり合い、
さまざまな物語が生まれました。
そうして長い間、
島の人々に愛され続けてきた島材ですが、
今ではほとんど使われなくなってしまいました。
島材には、八重山の魂や物語が刻み込まれています。
これらの木を慈しみ、
最大限の敬意を払ったモノづくりがしたい。
そんな想いから、
私たちは島の賢人に樹木の知識や歴史を教えていただき、
それぞれの木の「物語」としてまとめるとともに、
島材を現代の木製品としてよみがえらせるべく、
島材の工房「KATARIGI」を立ち上げました。
「KATARIGI」は、「語り木」。
私たちは、木を「生き物」として捉えています。
特に島材は生命力にあふれ、魂を感じます。
木の質感や手触りは五感で楽しめるものですが、
長く使うほどその味わいは深くなっていきます。
愛情を込めて使えば使うほど、愛情を返してくれる。
まるで、大切な何かを語りかけてくるように・・・。
「KATARIGI」の製品が、あなたのもとに届き、
「親から子へ、次の世代へと繋いでいく大切なもの」
になれば、こんなに嬉しいことはありません。
「使い捨て」が多い現代のなかで、
「長くつき合うもの、愛すべきもの」に
囲まれて暮らす幸せをお届けしたいと、
私たちは願っています。
KATARIGIのマークは、
木と木をつなぎ合わせる際に埋め込む
つづみ型の板片「ちぎり」と、
国の重要文化財でもある石垣島・権現堂(ごんげんどう)の
神殿の扉に描かれた「阿吽の麒麟」をモチーフにしています。
真ん中に、木と木をつなぎ合わせる「ちぎり」を置き、
そこに権現堂の「阿吽の麒麟」を配置することで、
「石垣島の歴史と現代をつなぎ合わせる」
「石垣島の樹木と人々をつぎ合わせる」
「人と人、人と文化をつなぎ合わせる」
といった意味を込めています。
ここで、権現堂の話をさせてください。
権現堂は、1614年、隣接する桃林寺(とうりんじ)と
同時に創建された、八重山で初めての神社です。
1771年の大津波で大破しましたが、その後再建され、
1882年には大規模な修復が行われました。
権現堂の神殿には、扉の麒麟をはじめ、
牡丹の浮彫りを付けた棒状の肘木、波と鬼を彫った板蟇股、
唐獅子をはめ込んだ登高欄などさまざまな装飾がありますが、
それらはこのときに修復・作り直しされたものです。
文献には、そのときの様子が次のように書かれています。
「権現堂は登能城(トヌスク)、大川(フーガー)、石垣
(イシャナグラ)、新川の四字(あざ)の芸術的競技であった。オリンピヤの神殿或はパルテノンの神殿を造営する
ギリシヤ各部民のそれに甚だしく類似してゐた。
喜舎場用安氏は登能城代表の喜舎場孫知氏と
獅子の彫刻を競争して対者を去らしめたるの勇を発奮した。
各字の民衆も白熱して作品の出生を待ち望んだ。
摸倣を忌む事甚だしく各字のプライドのためには
猛烈なる争闘を敢てする八重山の民衆は
必然の結果として優秀なる神殿を誕生せしめねば
止まなかった」
実は、八重山蔵元(琉球王国の地方政庁)が呼び掛けて、
八重山中の絵師ら(今でいうクリエイター・アーティストたち)が集められ、“芸術的競技”に勝った優秀なものが
絵や彫刻を手掛けたのです。
そうしてつくられた権現堂の神殿は、
八重山のクリエイティブの象徴とも
言えるのではないでしょうか。
一方、麒麟は、中国神話に出てくる神聖な幻の動物です。
「聖人が出現する前兆として現れる」と言われ、
「吉兆」を示す伝説上の聖獣と考えられています。
東京日本橋にも阿吽の麒麟の像が施されていますが、
これは吉兆、つまり「東京の繁栄」を意味しています。
また、「災いを取り除く」効能もあると言われています。
「ちぎり」は「契り」であり、
すなわち「約束」でもあります。
八重山の大切なものを受け継ぎ、
クリエイティブのパワーで繁栄させていくこと。
そして、KATARIGIの商品を通して、
お客様に幸せをお届けすること。
KATARIGIのマークは、その約束の印でもあります。
八重山には「島材(しまざい)」と呼ばれる60種類以上の樹木があります。
遥か昔から、島の人々の暮らしを見守り続けてきた特別な木々です。
歴史のなかで、人々とこれらの木々が関わり合い、さまざまな物語が生まれました。
そうして長い間、島の人々に愛され続けてきた島材ですが、今ではほとんど使われなくなってしまいました。
島材には、八重山の魂や物語が刻み込まれています。
これらの木を慈しみ、最大限の敬意を払ったモノづくりがしたい。
そんな想いから、私たちは島の賢人に樹木の知識や歴史を教えていただき、それぞれの木の「物語」としてまとめるとともに、
島材を現代の木製品としてよみがえらせるべく、島材の工房「KATARIGI」を立ち上げました。
「KATARIGI」は、「語り木」。
私たちは、木を「生き物」として捉えています。
特に島材は生命力にあふれ、魂を感じます。
木の質感や手触りは五感で楽しめるものですが、長く使うほどその味わいは深くなっていきます。
愛情を込めて使えば使うほど、愛情を返してくれる。
まるで、大切な何かを語りかけてくるように・・・。
「KATARIGI」の製品が、あなたのもとに届き、「親から子へ、次の世代へと繋いでいく大切なもの」になれば、
こんなに嬉しいことはありません。
「使い捨て」が多い現代のなかで、「長くつき合うもの、愛すべきもの」に囲まれて暮らす幸せをお届けしたいと、
私たちは願っています。
KATARIGIのマークは、木と木をつなぎ合わせる際に埋め込むつづみ型の板片「ちぎり」と、
国の重要文化財でもある石垣島・権現堂(ごんげんどう)の神殿の扉に描かれた「阿吽の麒麟」をモチーフにしています。
真ん中に、木と木をつなぎ合わせる「ちぎり」を置き、そこに権現堂の「阿吽の麒麟」を配置することで、
「石垣島の歴史と現代をつなぎ合わせる」「石垣島の樹木と人々をつぎ合わせる」「人と人、人と文化をつなぎ合わせる」
といった意味を込めています。
ここで、権現堂の話をさせてください。
権現堂は、1614年、隣接する桃林寺(とうりんじ)と同時に創建された、八重山で初めての神社です。
1771年の大津波で大破しましたが、その後再建され、1882年には大規模な修復が行われました。
権現堂の神殿には、扉の麒麟をはじめ、牡丹の浮彫りを付けた棒状の肘木、波と鬼を彫った板蟇股、
唐獅子をはめ込んだ登高欄などさまざまな装飾がありますが、それらはこのときに修復・作り直しされたものです。
文献には、そのときの様子が次のように書かれています。
「権現堂は登能城(トヌスク)、大川(フーガー)、石垣(イシャナグラ)、新川の四字(あざ)の芸術的競技であった。
オリンピヤの神殿或はパルテノンの神殿を造営するギリシヤ各部民のそれに甚だしく類似してゐた。
喜舎場用安氏は登能城代表の喜舎場孫知氏と獅子の彫刻を競争して対者を去らしめたるの勇を発奮した。
各字の民衆も白熱して作品の出生を待ち望んだ。
摸倣を忌む事甚だしく各字のプライドのためには猛烈なる争闘を敢てする八重山の民衆は
必然の結果として優秀なる神殿を誕生せしめねば止まなかった」
実は、八重山蔵元(琉球王国の地方政庁)が呼び掛けて、八重山中の絵師ら(今でいうクリエイター・アーティストたち)が集められ、
“芸術的競技”に勝った優秀なものが絵や彫刻を手掛けたのです。
そうしてつくられた権現堂の神殿は、八重山のクリエイティブの象徴とも言えるのではないでしょうか。
一方、麒麟は、中国神話に出てくる神聖な幻の動物です。
「聖人が出現する前兆として現れる」と言われ、「吉兆」を示す伝説上の聖獣と考えられています。
東京日本橋にも阿吽の麒麟の像が施されていますが、これは吉兆、つまり「東京の繁栄」を意味しています。
また、「災いを取り除く」効能もあると言われています。
「ちぎり」は「契り」であり、すなわち「約束」でもあります。
八重山の大切なものを受け継ぎ、クリエイティブのパワーで繁栄させていくこと。
そして、KATARIGIの商品を通して、お客様に幸せをお届けすること。
KATARIGIのマークは、その約束の印でもあります。